日本では現在、これまでにない急激な高齢化が進み、社会を支える若い世代が現象する状態が大きな問題となっています。
その背景には、子どもを持ちたくても持てない人や、さまざまな理由から少子化にならざるを得ない状況があると言えるでしょう。
育児は妊娠中から始まっている
このような厳しい現実の中、かけがえのない子どもをできる限り大切に育てていきたいと、多くの親御さんは考えているはずです。
しかし「育児」は、実はすでに妊娠中から始まっていて、その時期をいかに過ごすかによって、子どもの基本的な能力に影響を与えるということを深く理解している親御さんはあまり多くないように見受けられます。
生後の育児はもちろん大切ですが、人間としての基本的な素質が決められるのは、妊娠中なのです。
飲酒・喫煙による危険性
多くの親御さんがすでにご存知だと思いますが、妊娠中に飲酒・喫煙をすると奇形児が産まれるリスクが大幅に高まります。
また、万一身体的な欠陥が見られなくても特に妊娠初期の飲酒は胎児の脳の発育に多大な悪影響を与え、言葉は悪いですが「頭の悪い子」が産まれる可能性が高くなるのです。
これは、受精時に近ければ近いほど、リスクが高くなるという研究結果が出ています。
つまり、健やかな子を授かりたいと真に希望するのであれば、本来は、妊娠する前から母体のコンディションを整えておく必要があります。
妊娠中の日常生活/ミルメディカル 家庭の医学動画版
この書では、このようなまだあまり知られていない情報をご紹介しながら、いかに妊娠中の過ごし方が子どもの将来に大きな影響を与えるかを学ぶことが出来ます。
後悔のないよう細心の注意を払って、五体満足な赤ちゃんを無事に出産できるよう、一緒に勉強していきましょう。