ボルティモア・オリオールズの歴史と主な所属選手

 

ボルティモア・オリオールズは、メジャーリーグベースボール(MLB)のアメリカンリーグ東地区に所属するプロ野球チームです。

本拠地はメリーランド州ボルティモアにあり、ホームスタジアムとしてオリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズを使用しています。

チーム名「オリオールズ」は、メリーランド州の州鳥であるボルチモアムクドリモドキに由来し、ファンからは「O’s」や「Birds」という愛称で親しまれています。

この記事では、オリオールズの歴史と、主な所属選手について詳しくお伝えします。

オリオールズの歴史

オリオールズの歴史は、1901年にまで遡ります。当初はウィスコンシン州ミルウォーキーに拠点を置き、「ミルウォーキー・ブルワーズ」(現在の同名チームとは別)としてアメリカンリーグの創設メンバーとしてスタートしました。

しかし、わずか1年後の1902年にミズーリ州セントルイスに移転し、「セントルイス・ブラウンズ」に改名しました。

この時期、チームは目立った成功を収めることは少なく、長い間低迷が続きました。

ブラウンズ時代には、後に殿堂入りするジョージ・シスラーが所属し、1922年にシーズン最多安打記録(当時)を樹立するなど、一部の選手が輝きを見せましたが、チーム全体としてはワールドシリーズ制覇には程遠い状態でした。

1954年、ブラウンズはボルティモアに移転し、現在の「ボルティモア・オリオールズ」となりました。

この移転がチームの運命を大きく変えるきっかけとなります。

新しい本拠地で生まれ変わったオリオールズは、徐々に力をつけていきます。

そして、1966年に初めてワールドシリーズを制覇しました。

 

 

この年は、フランク・ロビンソンがシーズンで三冠王を獲得し、ワールドシリーズでもMVPに輝く活躍を見せ、ロサンゼルス・ドジャースを4連勝で下す快挙を達成しました。

これがオリオールズにとって初の世界一となり、ファンに大きな喜びをもたらしました。

オリオールズの黄金時代は、1968年途中から監督に就任したアール・ウィーバーの時代に訪れます。

ウィーバー監督のもと、1969年から1983年までの間にチームは7度の地区優勝、4度のリーグ優勝、そして2度のワールドシリーズ制覇(1970年、1983年)を成し遂げました。

 

 

 

特に1970年には、シンシナティ・レッズを破り、2度目の世界一に輝いています。

この時期は、年間勝率が5割を下回ることが一度もないほどの安定感を誇り、チームは常に優勝争いに絡む強豪として知られました。

1971年には、先発投手4人が20勝以上を記録するなど、投手陣の充実ぶりも際立っていました。

しかし、1980年代後半から1990年代にかけては低迷期が訪れます。

1997年に地区優勝を果たしたものの、その後は長い間プレーオフから遠ざかり、ファンを失望させました。

それでも、2012年にバック・ショーウォルター監督が就任するとチームは復活の兆しを見せます。

この年、アダム・ジョーンズやクリス・デービスを中心とした強力な打線で15年ぶりにポストシーズンに進出し、5年ぶりに地区最下位を脱出しました。

さらに、2022年には、若手選手の台頭により83勝79敗と勝ち越しを達成し、110敗以上を記録した前年から驚異的な回復を見せています。

2023年には東地区優勝を果たし、地区シリーズに進出するなど、再び強さを取り戻しつつあります。

主な所属選手

オリオールズの歴史には、数多くの名選手が名を刻んできました。

ここでは、その中でも特に印象深い選手たちをご紹介します。

まず、カル・リプケン・ジュニアは、オリオールズを代表するレジェンドです。

1981年から2001年までオリオールズ一筋でプレーし、1982年に新人王、1983年と1991年にMVPを獲得しました。

 

 

最大の偉業は、2632試合連続出場というメジャーリーグ記録です。

この「鉄人」と呼ばれる記録は、1995年にルー・ゲーリッグの2130試合を抜いて達成され、野球史に残る瞬間となりました。

2001年のオールスターゲームではMVPに輝き、現役最後の年に華を添えました。

彼の堅実な守備と打撃は、チームの顔として長年ファンに愛されました。

次に、フランク・ロビンソンは、1966年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した選手です。

 

 

トレードでオリオールズに加入した初年度に三冠王を獲得し、チームを初の世界一に導きました。

強烈な打撃力とリーダシップで、オリオールズの歴史に欠かせない存在です。

後に監督としても活躍し、野球殿堂入りを果たしています。

ジム・パーマーも忘れられない名投手です。

1965年から1984年までオリオールズでプレーし、3度のサイ・ヤング賞(1973年、1975年、1976年)を受賞しました。

 

 

通算268勝を挙げ、4年連続20勝を2度達成するなど、安定した活躍でチームの黄金期を支えました。

彼の優雅な投球フォームと勝負強さは、ファンの記憶に深く残っています。

ブルックス・ロビンソンは、「人間掃除機」と呼ばれた守備の名手です。

 

 

1955年から1977年までオリオールズで活躍し、16年連続でゴールドグラブ賞を受賞しました。

1970年のワールドシリーズでは攻守にわたる活躍でMVPを獲得し、チームの優勝に貢献しました。

サードベースの守備では史上最高とも評される選手です。

近年では、アドリー・ラッチマンが注目されています。

 

 

2019年のドラフト全体1位で入団し、2022年にメジャーデビューを果たしました。

捕手としての高い能力と打撃力で、チームの未来を担う若手として期待されています。

また、日本人選手では上原浩治が2009年から2010年にかけて在籍し、クローザーとして活躍しました。

藤浪晋太郎も2023年にトレードで加入し、リリーフ投手としてチームに貢献しています。

まとめ

ボルティモア・オリオールズは、長い歴史の中で幾多の浮き沈みを経験してきました。

ミルウォーキーからセントルイス、そしてボルティモアへと移り、幾度も試練を乗り越えながら3度のワールドシリーズ制覇を達成した名門チームです。

カル・リプケンやフランク・ロビンソン、ジム・パーマーといったレジェンドから、現代の若手スターまで、数多くの選手がその歴史を彩ってきました。

2025年現在も、チームは再び上昇気流に乗り、ファンに新たな希望を与えています。

これからもオリオールズの活躍から目が離せません。

 

参照:MLB.com

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