キャリアの歩み
ウィル・スミスは、2016年のMLBドラフト1巡目(全体32位)でロサンゼルス・ドジャースから指名されプロキャリアをスタートしました。
2019年にメジャーデビューを果たし、同年には早くも15本塁打を記録。翌年の2020年にはパンデミックによる短縮シーズンながら、打率.289、出塁率.401と高い成績を残し、プレーオフでは勝負強さを発揮して球団記録となる1試合5安打も達成しました。
2021年以降も毎シーズン20本塁打以上を記録し、2023年には初のオールスター選出を果たすなど、ドジャースの正捕手として欠かせない存在に成長しています。
2024年には球団との10年契約を結び、長期にわたる活躍が期待されています。
プレイスタイルと特徴
打撃
スミスの最大の武器は強打の打撃です。
引っ張り傾向のあるスタイルで、特にパワーを活かしたホームランが特徴です。
2021年以降、毎年OPS(出塁率+長打率)が.800を超える高い水準を維持しており、主に3~5番のクリーンアップとして打線を牽引しています。
一方で、アウトコースの速球には課題があり、改善が求められています。
守備
捕手としての堅実な守備も評価されており、リード面では高い信頼を得ています。
ただし、盗塁阻止率とフレーミング(ストライク判定を誘導する技術)では改善の余地があり、ここが次なる成長ポイントとされています。
人間性とリーダーシップ
スミスは謙虚な性格で、チームメイトからの信頼も厚い選手です。
その献身的な姿勢とリーダーシップは、ドジャースの結束力を高める大きな要因となっています。
また、彼のコミュニケーション能力は、投手陣との連携強化にも貢献しています。
今後の展望
スミスは2024年以降、さらなる成績向上とチームの優勝に向けた重要な役割を担うことが期待されています。
特に、新たにドジャースに加わった大谷翔平や山本由伸とのバッテリー形成が注目されており、そのパフォーマンス次第では、さらに評価を高める可能性があります。
最後に
ウィル・スミスは、ロサンゼルス・ドジャースの正捕手として攻守にわたる活躍を見せるMLBトップクラスの選手です。
今後も彼の成長とチームへの貢献が注目されるでしょう。
コメント