小笠原 慎之介:Shinnosuke Ogasawara

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小笠原慎之介選手は、1997年生まれの左投左打の投手として、中日ドラゴンズで9年間活躍し、2025年にワシントン・ナショナルズへ移籍しました。

東海大相模高校での甲子園優勝からプロ入り、規定投球回4年連続達成、そしてメジャーデビューまで、彼のキャリアは着実な成長を示しています。

2025年はメジャーの洗礼を受けましたが、今後の活躍が期待されます。

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生い立ちと学生時代

小笠原慎之介選手は、1997年10月8日に神奈川県藤沢市で生まれました。

身長180cm、体重93kgの体格を活かした投球が特徴です。

小学1年生から善行スポーツ少年団で野球を始め、藤沢市立善行中学校時代は湘南ボーイズに所属しました。

中学2年夏に全国ベスト4、3年夏に全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップで優勝を果たしました。

また、U-15アジアチャレンジカップでも優勝経験があります。

高校は東海大学付属相模高等学校に進学しました。

1年生春からベンチ入りし、2年生夏の第96回全国高等学校野球選手権大会に出場しましたが、初戦で敗退しました。

この頃、「140キロカルテット」の一員として注目を集めました。

3年生夏の第97回大会では甲子園に出場し、初戦でリリーフ登板して最速152km/hを記録しました。

決勝戦では仙台育英高校の佐藤世那投手と投げ合い、9回表に優勝を決めるソロ本塁打を放ちました。

甲子園通算では26回1/3を投げ、23奪三振、防御率3.08をマークしました。

高校時代は主に先発投手として活躍し、打順は9番を任されることが多かったです。

高校卒業前、2015年のWBSC U-18ワールドカップ日本代表に選出され、2試合で8イニングを投げて防御率0.00を記録し、準優勝に貢献しました。

ただし、国体は左肘滑膜炎で回避しました。

高校時代に元日米独立リーガーの長坂秀樹氏の野球塾で指導を受け、チェンジアップを磨きました。

弟の小笠原智一選手は社会人野球の兵庫ブレイバーズで投手として活躍しています。

プロ入り

2015年のプロ野球ドラフト会議で、中日ドラゴンズから1位指名を受けました。

抽選で交渉権を獲得し、横浜DeNAベイスターズ、福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズも検討していましたが、中日が獲得しました。

契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(推定)で入団し、背番号11を付けました。

これは高卒史上最高条件でした。

担当スカウトは佐藤充氏です。

中日ドラゴンズ時代

プロ1年目の2016年は、15登板(12先発)で2勝6敗、防御率3.36、投球回72回1/3、奪三振58を記録しました。

5月31日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロデビューし、5回1失点でした。9月4日の読売ジャイアンツ戦でプロ初勝利を挙げ、7回3失点10奪三振でした。

シーズンオフに左肘遊離軟骨除去手術を受けました。

2017年は22登板(19先発)で5勝8敗、防御率4.84、投球回119、奪三振105、被本塁打21(リーグワースト)を記録しました。

9月19日の読売ジャイアンツ戦で初完投勝利を挙げましたが、被本塁打の多さに苦しみました。

2018年は17登板(17先発)で5勝6敗、防御率4.11、投球回107回1/3、奪三振73でした。

開幕投手に選ばれましたが、8月11日に左肘違和感で抹消され、9月4日に左肘遊離体除去術および左肘頭形成術を受けました。

2019年は7登板(7先発)で3勝1敗、防御率2.56、投球回38回2/3、奪三振32でした。

6月24日に実戦復帰し、8月10日に一軍復帰登板、8月28日に396日ぶりの勝利を挙げました。

左肩痛で復帰が遅れました。

2020年は4登板(4先発)で1勝3敗、防御率7.11、投球回19と、プロ入り後最少登板で自己ワーストの防御率でした。

2021年は25登板(25先発)で8勝10敗、防御率3.64、投球回143回1/3、奪三振115で初の規定投球回到達を果たしました。

オフに年俸3600万円(2150万円増)となりました。

 

 

2022年は22登板(22先発)で10勝8敗、防御率2.76、投球回146回2/3、奪三振142(リーグ2位)でした。

9月の月間MVPを受賞し、初の2桁勝利をマークしました。

オフに年俸6600万円(3000万円増)となりました。

 

 

2023年は25登板(25先発)で7勝12敗、防御率3.59、投球回160回2/3、奪三振134でした。

5年ぶりの開幕投手を務め、オールスターに初出場しました。

オフに年俸9300万円プラス出来高(2700万円増)となりました。

2024年は24登板(24先発)で5勝11敗、防御率3.12、投球回144回1/3、奪三振82で4年連続規定投球回到達を果たしました。

 

 

中日での通算成績は161登板(155先発)、46勝65敗、防御率3.62、投球回951回1/3、奪三振757です。

メジャー移籍とワシントン・ナショナルズ時代

2024年オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を申請しました。

2025年1月24日、ワシントン・ナショナルズと2年総額350万ドル(2025年150万ドル、2026年200万ドル)の契約を結び、背番号16を付けました。

これはNPBから直接の移籍として日本人初のナショナルズ所属です。

過去に大家友和投手が在籍していましたが、20年ぶりの日本人選手となりました。

2025年はオープン戦で防御率11.25と苦しみ、マイナー降格となりました。

7月6日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビューし、2回2/3を4失点で敗戦投手となりました。

8月2日に再昇格し、8月14日にリリーフで1/3回無失点を投げてメジャー初勝利を挙げました。

シーズン通算23登板(2先発)で1勝1敗、防御率6.98、投球回38回2/3、奪三振30でした。

 

 

先発とリリーフの両方で起用され、メジャーの洗礼を受けましたが、適応力を示しました。

起用法については「任されるならどこでも」と語っています。

プレースタイルと将来の展望

小笠原選手のプレースタイルは、最速153km/hのストレートを軸に、チェンジアップ、ナックルカーブ、スライダーを投げ分けるものです。

ストライク率が高く、コントロールが良い一方、被本塁打が多い時期もありましたが、近年は改善が見られます。

重いストレートが特徴で、高校時代から捕手の指を腫らすほどの威力がありました。

今後、2026年シーズンではナショナルズの先発ローテーション入りを目指します。

28歳という若さとNPBでの実績を活かし、メジャーでの定着が期待されます。

再建中のナショナルズで、投手陣の柱となる可能性があります。

日本球界の左腕として、さらなる飛躍が注目されます。

 

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