プロフィール
- 名前: ディラン・エドワード・シーズ (Dylan Edward Cease)
- 生年月日: 1995年12月28日
- 出身地: アメリカ合衆国ジョージア州ミルトン
- 身長/体重: 188cm / 88kg
- 投打: 右投右打
- ポジション: 投手
- 所属チーム: シカゴ・ホワイトソックス (MLB)
- MLBデビュー: 2019年7月3日
初期のキャリア
ディラン・シーズは、ジョージア州ミルトンで生まれ育ちました。
幼少期から野球に親しみ、高校時代にはすでに注目される存在となっていました。
特に、彼の速球は高校時代から評価が高く、MLBスカウトたちの目を引きました。
ミルトン高校では、投手として活躍し、その才能が評価され、アマチュアドラフトで上位指名候補とされていました。
シーズは2014年のMLBドラフトで、6巡目(全体169位)でシカゴ・カブスから指名されました。
当初はトミー・ジョン手術が必要とされていたものの、その才能を見込まれ、カブスは契約金を提示し契約に至りました。
マイナーリーグでの成長
ディラン・シーズは、トミー・ジョン手術から復帰後、2015年にルーキーリーグでプロデビューを果たしました。
彼の速球はマイナーリーグでも脅威となり、奪三振能力の高さで注目を集めました。
特に2017年には、シーズはカブスのシステム内で最も期待される若手投手の一人と見なされるようになりました。
2017年7月、シーズはホセ・キンタナとのトレードでシカゴ・ホワイトソックスに移籍しました。
このトレードは、ホワイトソックスが将来のエースとしてシーズを期待していたことを示しています。
移籍後も、シーズはマイナーリーグで順調に成長を遂げ、特に2018年には、シーズはダブルAのバーミングハム・バロンズで圧倒的な成績を残し、メジャー昇格が現実味を帯びてきました。
MLBでの活躍
2019年7月3日、ディラン・シーズはシカゴ・ホワイトソックスの一員としてメジャーデビューを果たしました。
デビュー戦では、5回を投げて4失点ながら、6つの三振を奪い、初勝利を挙げました。
彼のデビューは、ホワイトソックスファンにとって期待の瞬間となりました。
2020年のシーズは、パンデミックによる短縮シーズンながら、フルシーズンの先発ローテーションに定着し、9勝を挙げました。
しかし、コントロールの課題が浮き彫りとなり、四球の多さが問題となりました。
2021年には、このコントロール問題を改善するための取り組みが続けられ、ストライクゾーンへの安定した投球が増え、さらなる成長を遂げました。
そして2022年、シーズはついにその才能を最大限に発揮しました。
シーズはシーズンを通してホワイトソックスのエースとして活躍し、最終的に14勝8敗、防御率2.20という驚異的な成績を残しました。
また、奪三振数は227に達し、アメリカンリーグでトップクラスの投手として認知されました。
この年、シーズはサイ・ヤング賞の投票で2位となり、名実ともにリーグを代表する投手となりました。
投球スタイル
ディラン・シーズの最大の武器は、その速球とカーブのコンビネーションです。
速球は平均で約96~98マイルに達し、特に高めの速球で打者を追い込むことが得意です。
また、カーブは大きく鋭く曲がり、打者にとっては非常に手強い球種となっています。
さらに、チェンジアップやスライダーも投げ分け、バランスの取れた投球を見せます。
シーズの投球スタイルは、速球の力強さと変化球の切れ味を活かしたものであり、特に奪三振能力が高く評価されています。
彼のピッチングは攻撃的で、ストライクを積極的に取りに行くスタイルが特徴です。
しかし、コントロールに難がある時期もあり、四球の多さが課題となっていましたが、年々改善されています。
最後に
ディラン・シーズは、若手投手としてその才能を開花させ、シカゴ・ホワイトソックスのエースとしての地位を確立しました。
彼の速球とカーブを中心とした投球は、今後もさらに進化し、MLBの舞台で輝きを増すことが期待されています。
将来的にはサイ・ヤング賞の獲得も視野に入れたキャリアが展開されるでしょう。
今後もディラン・シーズの活躍から目が離せません。
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