カル・ローリー:Cal Raleigh

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カル・ローリーはシアトル・マリナーズに所属するスイッチヒッターの捕手です。

左右両方の打席で長打を放てる稀有な捕手として知られ、守備でも高い評価を受けています。

2018年のドラフトでは決して目立つ存在ではありませんでしたが、着実に成績を積み上げ、2025年にはシーズン60本塁打という前人未到の記録を打ち立てました。

愛称は「ビッグ・ダンパー」です。

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フロリダ州立大学からドラフト指名まで

ノースカロライナ州出身のローリーは、大学野球の捕手経験を持つ父の影響で幼い頃から野球に親しみました。

フロリダ州立大学に進学すると打撃と捕手としての基礎を磨きましたが、大学2年時はケガを抱えながらのプレーで打撃成績が伸び悩み、評価は分かれていました。

2018年のMLBドラフトでは、マリナーズの地域スカウトが不振の背景にあったケガの事情を把握していたことが決め手となり、3巡目・全体90位で指名を受けました。

契約金は約85万ドルでした。

プロ入り後はA級エバレット・アクアソックスでデビューし、38試合で打率.288、8本塁打を記録しました。

2019年はA+級とAA級であわせて121試合に出場し29本塁打を放っています。

2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの公式戦自体が行われませんでした。

2021年はAAA級タコマ・レイニアーズでシーズンに入り、7月11日にメジャー契約を結んでロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャーデビューを果たしています。

正捕手定着とチームの転機

2022年、ローリーは開幕を控え捕手として迎えましたが、トム・マーフィーの負傷により5月7日から正捕手の座を任されました。

119試合の出場で27本塁打、OPS.773を記録し、この本塁打数は球団の捕手シーズン最多記録となりました。

守備でもリーグ最多となる盗塁阻止25を記録し、攻守両面で存在感を示しています。

 

 

そして9月30日のオークランド・アスレチックス戦、9回裏同点の場面で放った代打サヨナラ本塁打は、マリナーズにとって21年ぶりのプレーオフ進出を決める一打となりました。

2023年は開幕からレギュラー捕手として145試合に出場し、30本塁打、75打点をマークしました。

翌2024年はさらに数字を伸ばし、153試合で34本塁打、100打点を記録しています。

この年のシーズン終了後には初のゴールドグラブ賞、さらにゴールドグラブ受賞者の中から守備最優秀選手を選ぶプラチナグラブ賞も受賞し、守備面での評価を確立しました。

チームへの貢献と将来性を評価したマリナーズは2025年3月、ローリーと6年1億500万ドルの契約延長で合意しています。

2025年シーズン、史上初の60本塁打

2025年のローリーは、それまでの成長を一気に開花させる一年を送りました。

打率.247ながら60本塁打、125打点、OPS.948という数字を残し、本塁打王と打点王の二冠に加えてキャリア初のシルバースラッガー賞を獲得しています。

 

 

オールMLBファーストチームにも選出されました。シーズン60本塁打はベーブ・ルース、ロジャー・マリス、アーロン・ジャッジに続く史上4人目の快挙であり、捕手として、そしてスイッチヒッターとしても史上初の到達でした。

夏のオールスター前夜に行われたホームランダービーでも優勝を飾っています。

 

 

この年のマリナーズはア・リーグ西地区を制し、地区シリーズではデトロイト・タイガースと対戦しました。

延長15回に及ぶ第5戦をホルヘ・ポランコの一打で制し、球団として2001年以来となるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めています。

続くALCSの相手はトロント・ブルージェイズでした。

マリナーズは敵地で連勝を飾り好スタートを切ったものの、シリーズは2勝2敗のタイに持ち込まれます。

運命の第5戦では、1点を追う8回にローリー自身の同点ソロ本塁打が試合を動かし、続くエウヘニオ・スアレスの勝ち越し満塁本塁打でチームはワールドシリーズ進出に王手をかけました。

しかしブルージェイズが第6戦、第7戦を制し、シリーズは4勝3敗でブルージェイズが突破。マリナーズの悲願はあと一歩届きませんでした。

ローリーはポストシーズン全体で5本塁打、8打点、OPS1.081と存在感を示し、チームの主砲としてシーズンを締めくくっています。

WBC2026 アメリカ合衆国代表

2025年7月、ローリーはアメリカ代表として2026年のワールド・ベースボール・クラシックに参加することを表明しました。

アーロン・ジャッジを主将に据えたチームUSAの正捕手として初選出を受けています。

大会でアメリカは1次ラウンド、決勝ラウンドを勝ち上がり、決勝戦ではベネズエラ代表と対戦しました。

8回にブライス・ハーパーの一打で追いついたものの、9回にエウヘニオ・スアレスの適時打で勝ち越しを許し、2対3で敗れています。

アメリカは6大会目にして初優勝を狙いましたが準優勝に終わり、ベネズエラが悲願の初優勝を果たしました。

 

 

プロフィール

 

生年月日1996年11月26日 29歳
身長188cm
体重107kg
国籍アメリカ合衆国
投打右投両打
ポジション捕手

 

この記事を書いた人
FinePlay

高校野球、プロ野球選手、プロ野球チーム、練習方法を中心に情報発信するサイト運営者。 長年野球を見続けてきた経験をもとに、選手やチームの魅力、練習の考え方を分かりやすく伝えています。

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