カイル・タッカーは、ロサンゼルス・ドジャースに所属するアメリカ出身の外野手です。
長身から繰り出す広角の長打力と、盗塁と守備を兼ね備えたバランスの良さが持ち味で、ヒューストン・アストロズ時代にはワールドシリーズ制覇やゴールドグラブ賞受賞を経験しました。
2024年オフのシカゴ・カブスへの電撃トレード、そして2026年のドジャース入りと、近年は主役級の大型移籍が続いています。
ドラフト5位指名からメジャー定着まで
タッカーは2015年のMLBドラフトでアストロズから全体5位で指名され、契約金400万ドルでプロ入りしました。
傘下の各級を駆け上がり、2017年にはダブルAとハイAで通算25本塁打を記録してマイナー最優秀選手に選出されています。
2018年7月、21歳でメジャーデビューを果たしましたが、この年は打率1割4分1厘に終わり、2019年もわずかな出場にとどまりました。
転機となったのは短縮開催の2020年で、規定打席には届かなかったもののメジャー最多の三塁打6本を記録し、翌年からのブレイクにつながる手応えをつかんでいます。
2021年主力としての定着とオールMLBチーム初選出
2021年、タッカーは打率2割9分4厘、30本塁打、92打点というキャリア初のフルシーズンで自己ベストの成績を残しました。
ポストシーズンでは4本塁打、15打点を記録し、アストロズのワールドシリーズ進出を支えています。
この年の活躍によりオールMLBセカンドチームに初めて選出されました。
2022年初のオールスターとワールドシリーズ制覇
2022年は自己最多の107打点、25盗塁を記録し、球団投票により自身初のオールスターに選出されています。
守備面でもライトで13の守備で防いだ失点を記録し、アメリカン・リーグのゴールドグラブ賞を受賞しました。
フィリーズとのワールドシリーズ第1戦ではアーロン・ノラから2打席連続本塁打を放つなど活躍し、アストロズは同シリーズを制して2017年以来の世界一に輝いています。
2023年打点王とシルバースラッガー初受賞そしてWBC
2023年3月には第5回ワールド・ベースボール・クラシックにアメリカ代表として出場し、4試合で打率3割3分3厘、本塁打を含む4打点を記録しました。
アメリカは決勝まで勝ち上がりましたが、侍ジャパンに敗れて連覇はなりませんでした。
シーズンに戻ると、タッカーは自己最多の37二塁打とアメリカン・リーグトップの112打点を記録し、打率2割8分4厘という成績で自身初のシルバースラッガー賞を受賞しています。
ナ・リーグMVP投票でも5位に入る活躍でしたが、この年のポストシーズンは低調に終わりました。
2024年故障とカブスへの電撃トレード
2024年は開幕から好調で、5月上旬までにチーム最速ペースとなる本塁打を量産していましたが、6月に右すねを骨折して長期離脱を余儀なくされました。
復帰後の打率は2割8分9厘、OPSはキャリアハイの.993をマークするなど質の高い内容でしたが、出場は78試合にとどまっています。
同年12月、フリーエージェント権を1年後に控えたタッカーは、イサック・パレデス、ヘイデン・ウェスネスキー、有望株のキャム・スミスとの交換でシカゴ・カブスへ移籍し、7年間過ごしたアストロズを離れることになりました。
2025年カブスでの1年と2度目のシルバースラッガー
カブス移籍1年目の2025年、タッカーはシーズン前半に打率2割9分1厘、17本塁打と好調を維持し、4年連続でオールスターに選出されました。
しかし6月に負った右手の疲労骨折を抱えながらプレーを続けたことが響き、後半戦は打率が大きく落ち込みます。
それでも最終的には打率2割6分6厘、22本塁打、25盗塁、OPS.841という成績でナ・リーグのシルバースラッガー賞を受賞しました。
9月には左ふくらはぎの負傷でも離脱し、ポストシーズンは指名打者中心の起用となる中、カブスはナ・リーグ地区シリーズでブリュワーズに敗れています。
2026年ドジャースへ移籍
フリーエージェントとなったタッカーは2026年1月、4年総額2億4000万ドルでドジャースと契約しました。
平均年俸は当時のメジャー最高額となる6000万ドルに達し、2年目終了後と3年目終了後にオプトアウトできる条件も盛り込まれています。
連覇を狙うドジャースの右翼手として新シーズンを迎えましたが、序盤は打率が伸び悩み、6月には背中の張りで一時ベンチを外れるなど、新天地での適応には時間を要しています。
プロフィール
| 生年月日 | 1997年1月17日 29歳 |
|---|---|
| 身長 | 190cm |
| 体重 | 96kg |
| 国籍 | アメリカ合衆国 |
| 投打 | 右投左打 |
| ポジション | 外野手(右翼手) |





















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