ヨルダン・アルバレスは、ヒューストン・アストロズに所属するキューバ出身の指名打者兼外野手です。
長身から繰り出される規格外の打球速度と、ここぞという場面での勝負強さで知られる左打者で、2019年のメジャーデビュー以来、故障による離脱を繰り返しながらも、リーグ屈指の破壊力を誇る打者としてアストロズの中心を担ってきました。
キューバからの亡命とアストロズ入りまでの道のり
アルバレスはキューバのラス・トゥーナスで生まれ、地元球団でキューバ・ナショナルシリーズに2シーズン出場した後、2016年に祖国を離れてハイチで居住権を取得しました。
同年6月、国際アマチュアフリーエージェントとしてロサンゼルス・ドジャースと契約金200万ドルで契約しましたが、一軍公式戦に出場しないまま同年8月、投手ジョシュ・フィールズとの交換でアストロズへ移籍しています。
マイナーでの急成長と2019年のメジャーデビュー
マイナー各級で長打力を証明したアルバレスは、2019年6月にメジャーデビューを果たすと、規定打席未到達ながら歴代新人最高となる長打率6割5分5厘を記録しました。
この成績により満場一致でア・リーグ新人王を受賞しています。
故障からの復活と2021年のALCS MVP
2020年の短縮シーズンでは新型コロナウイルス感染や膝蓋腱の断裂により、わずか2試合の出場に終わりました。
両膝の関節鏡手術を経て迎えた2021年、打率2割7分7厘、33本塁打、104打点という成績で完全復活を果たします。
ボストン・レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズでは打率5割2分2厘、1本塁打、6打点という圧倒的な内容でMVPに選出されました。
2022年:大型契約延長とワールドシリーズ制覇
2022年6月、アルバレスはアストロズと6年1億1500万ドルの契約延長にサインしました。
同年7月には手の負傷で一時離脱したもののオールスターに初選出され、ワールドシリーズではフィリーズとの第6戦で98.9マイルの速球を打ち返す450フィートの本塁打を放ち、アストロズに2017年以来2度目の世界一をもたらしています。
2023年:球団最速での通算100号本塁打
2023年4月、アルバレスはデビューから372試合というアストロズ球団最速のペースで通算100号本塁打に到達しました。
この年はシーズン終盤にかけて40試合連続出塁を記録するなど安定した成績を残しましたが、ポストシーズンではテキサス・レンジャーズとのリーグ優勝決定シリーズで敗退しています。
2024年:サイクルヒット達成とシーズン終盤の負傷
2024年7月21日、アルバレスはシアトルでの試合で自身初かつ球団史上10度目となるサイクルヒットを達成しました。
自己最多となる147試合に出場して4年連続の30本塁打超えを果たしましたが、レギュラーシーズン終盤に右膝を負傷し、ワイルドカードシリーズでの復帰にとどまりました。
2025年:度重なる故障に苦しんだシーズン
2025年は5月から右手の骨折で約100試合を欠場し、復帰後もわずか19試合で左足首を負傷してシーズンを終えました。
出場はわずか48試合にとどまり、本塁打も6本、OPSはキャリア最低の.797に終わっています。
4年連続で続いていた30本塁打シーズンの記録もここで途切れ、アストロズもプレーオフ進出を逃しました。
2026年:健康を取り戻してのトリプルクラウン挑戦
オフに足首の状態を万全に整えて臨んだ2026年、アルバレスは開幕から圧倒的な打撃成績を残しています。
7月4日には自身2度目となる独立記念日でのサヨナラ本塁打を放ち、史上初めて同じ祝日に2度サヨナラ本塁打を記録した選手となりました。
この時点で打率3割2分4厘、29本塁打、67打点という成績を残し、アストロズ史上初、そしてア・リーグでは十年以上ぶりとなる三冠王のペースで前半戦を折り返しています。
プロフィール
| 生年月日 | 1997年6月27日 29歳 |
|---|---|
| 身長 | 193cm |
| 体重 | 108kg |
| 国籍 | キューバ |
| 投打 | 右投左打 |
| ポジション | 指名打者(左翼手) |





















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