クリス・セール:Chris Sale

スポンサーリンク

 

クリス・セールは、シカゴ・ホワイトソックス、ボストン・レッドソックス、アトランタ・ブレーブスと渡り歩きながら長年トップクラスの奪三振力を誇ってきた左腕投手です。

しなやかなスリークォーターから繰り出す大きく曲がるスライダーを武器に、幾度もの故障を乗り越えながら投げ続けてきました。

2018年にはレッドソックスでワールドシリーズを制し、2024年にはブレーブスで悲願のサイ・ヤング賞を受賞しています。

スポンサーリンク

フロリダの快速左腕

フロリダ州レイクランド出身のセールは、水泳選手だった父の指導のもとリトルリーグでプレーし、自宅の壁に投げ込みを続けて腕を磨きました。

レイクランド高校卒業時の2007年にコロラド・ロッキーズからドラフト21巡目で指名されましたが、プロ入りせずにフロリダ・ガルフコースト大学へ進学。

大学2年時の2009年にはケープコッド・リーグで最優秀投手賞を受け、翌2010年には103イニングで146奪三振という数字を残し、ドラフト上位候補として名を上げました。

 

 

同年のMLBドラフト1巡目(全体13位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名されると、マイナーでの登板はわずか十数試合にとどまり、指名からわずか2カ月弱でメジャー初昇格を果たしています。

8月6日のオリオールズ戦でメジャーデビューし、リリーフとしてシーズンを終えました。

先発転向とホワイトソックス時代のブレイク

2011年までリリーフを務めたセールは、2012年から先発ローテーションに定着します。

この年は17勝8敗、192奪三振という成績でサイ・ヤング賞投票6位、自身初のオールスターにも選ばれました。

2013年には5年総額3250万ドルの契約延長に合意し、以降も安定した成績を積み重ねます。

2015年5月から6月にかけては8試合連続の2桁奪三振を記録し、ペドロ・マルティネスの持つMLBタイ記録に並びました。

 

 

2016年も17勝10敗、233奪三振と実力を示しましたが、同年12月にヨアン・モンカダらとの交換でボストン・レッドソックスへ移籍することになります。

レッドソックスでのエース定着とワールドシリーズ制覇

移籍1年目の2017年は32試合に先発し、防御率2.90、リーグ最多となる308奪三振を記録しました。

8月には史上最速となる1290投球回で通算1500奪三振に到達しています。

翌2018年は開幕戦から好投を続け、7月には自身初のメジャー通算100勝も達成しました。

夏場は肩の炎症で離脱する場面もありましたが、ポストシーズンでは持ち味を発揮し、ワールドシリーズ第5戦では9回にリリーフ登板して試合を締め、レッドソックスの世界一に貢献しています。

 

 

翌2019年3月には2020年からの5年総額1億4500万ドルという大型契約に合意し、同年8月には史上最少投球回での通算2000奪三振も記録しました。

ただし、この年のシーズン終盤に左肘の炎症で離脱し、そのまま登板を打ち切っています。

トミー・ジョン手術と苦しい復帰の日々

2020年3月、セールは左肘のトミー・ジョン手術を受けることを発表し、その年は全休となりました。

2021年8月に復帰を果たしましたが、9試合の登板にとどまります。

2022年は開幕前に右肋骨を骨折し、さらに7月にはニューヨーク・ヤンキース戦で打球を左指に受けて骨折、手術を受けたため登板はわずか2試合に終わりました。

2023年も20試合の先発で6勝5敗と本来の姿からは程遠く、故障続きの数年間を過ごすことになります。

同年12月、ボーン・グリソムとのトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍しました。

ブレーブス移籍と悲願のサイ・ヤング賞

移籍後の2024年1月に2年総額3800万ドルで契約延長を結ぶと、シーズンでは29試合に先発して18勝3敗、防御率2.38、225奪三振という成績でナ・リーグ投手三冠を達成します。

長らく不振に苦しんできたセールにとってこの復調は大きな意味を持ち、シーズン終了後にはカムバック賞、そして自身初となるサイ・ヤング賞とゴールドグラブ賞を受賞しました。

 

 

35歳での栄誉は、故障続きだった数年間を知る関係者にとっても驚きをもって迎えられています。

再びの故障、そして復帰

2025年は好調な立ち上がりを見せ、5月29日には史上最速となる2026投球回で通算2500奪三振に到達しました。

しかし6月18日のメッツ戦でダイビングキャッチを試みた際に左肋骨を骨折し、7月には60日間の故障者リスト入りとなります。

復帰は8月30日までずれ込みましたが、その後は防御率2.58という数字を残し、シーズン最終成績は20試合の先発で7勝5敗、165奪三振でした。

2026年シーズンは開幕から先発ローテーションに定着し、4月には通算奪三振数でトム・グラビンやチャック・フィンリーを抜いて歴代単独28位に浮上しました。

 

 

プロフィール

 

生年月日1989年3月30日 37歳
身長198cm
体重82kg
国籍アメリカ合衆国
投打左投左打
ポジション投手

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました